第14章 過去…。
角を
曲がったとき
ドンッ
誰かにぶつかった。
「おわっ!」
「きゃっ!!!」
二人とも
尻餅をついた、
先に立ち上がったのは
相手側で
私は必死で謝った。
「すいません!
前見てなくて、、」
すると、
聞き覚えのある声、
「ダメじゃん
逃げてきちゃあ…」
そう言った
男の人を見ると
知ってる顔…
私はゾッとした。
孝の一番の
親友だったから。
そして、
今の言葉の意味を
瞬時に理解したからだ。
見られてた…?
けど、
私が固まっていると、
「おーい、
大丈夫、大丈夫、
尾行してたなんて
孝のやつには
言わないから…。」
こう言ってくれた。
この日から
私の地獄と天国の
毎日が始まった。