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誰のもの?

第13章 M.J....



すると牧さんが






「松本さんと付き合ってんの?」








さっきとは
全く違う
暗い声で
聞かれた。










私は泣きそうになりながらも










『い、いえ!
まったく!









つ、付き合っていません。』








と、言った。








「ふーん…
まぁ、
嵐とアンタなんか
釣り合わないでしょ。」









って言われた。









『!!!!???』








は?
急になんなの?








たしかにそうだけど。










自分で分かったつもりでいたけど、
私はショックを
受けている自分に気づいた。









なんで?








なんか
思い上がってたの?私









必死に自分を圧し殺して









『あ、当たり前じゃないですか…』









と言った。










だってホントのことだもん。









あー、なんか
恥ずかしい。









嵐のことを
分かってるのは
自分だと思ってたことも










みんなに
少しは好意をもってもらった
なんて付け上がってたことも










私はここにいることで
迷惑じゃないんだ
なんて思い込んでたことも。









こんなこと言われたら
みんなに
きをつかわれていたのか
なんて考えてしまう。










てか、なんで
この人にこんなこと言われなきゃ
いけないの?









関係ないじゃん!









大きなお世話よ!










心のなかで少し
キレながら










彼の案内に従っていく。










「ふーん……








なんか泣きそう?」









どこまでも
無神経なこの男に
私はイライラしながら









「どうぞ…」









と、指定された
イスに座った。









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