第12章 嵐の看病
俺は夢を見た。
俺は草原に立ってた。
ここどこだろう?
と思って
草原を歩き回っていると
一人で立ってる
少女が見えた。
俺は
少し若いな
とは思ったけど
すぐに
雛ちゃんだと
気づいて
話しかけようとした。
すると
彼女は涙を流していた。
俺は
心配になって
彼女のもとへ
走った。
けど
どれだけ走っても
追い付けない。
呼び掛けても
気付いてくれない。
まるで
別の空間にいるよう。
それでも
必死に走っていると
彼女のもとへ
男の人が走ってきた。
顔は知らない人
だと思う。
そして
彼女を抱きしめた
彼女は喜び
二人でどこかへ
歩いていった。
俺は
すごくすごく
嫌な感じがして
雛ちゃん!
いっちゃダメ!!!!!!!
と叫んでいた。
「雛ちゃん!
いっちゃダメ!!!!!!」
叫んだあとに見た景色は
さっきの景色とは違った。
「…あ…れ?????」
俺は
少しして
今の状況を理解した。