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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第35章 私立リアリン学園!~レイヴィス~ 情熱編




ふぁ、も、無理ぃ。



と、レイヴィスの手が額にかけられた。

その反動で、プファッとモノが口から飛び出していく。

楽になった顎と舌。思わず安堵のため息をついてしまう。

同時に、床にペタンと膝をつく。中腰の窮屈な体制のままだったからか、脚がカクカクと震えていて立っていられなくなっていたのだ。



「もう充分だから」


「え?」


レイヴィスの顔を下から覗き込むように見ると、険しい表情で口をキッと引き結んでいる。

そんな様子なのに、優しい手つきでポンポンと頭を撫でてくれている。



「充分って………そんなわけないよね?こんなんじゃ、全然………って、あ、やっぱり、下手だった?」


「そういうことじゃない。お前が苦しそうなのを見てられないだけ」


「私は平気だよ?せっかく勉強したのに」


「勉強って。そんなこと言うのお前くらい。本当変わってる」


レイヴィスが、フッと笑みを浮かべる。







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