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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




そして、マイン。

誰にも知られないように、こっそり会っていたという点から、安易に二人の仲を想像してしまったが、停学になったことを心配して会いに行ったとしたら?

アーサーからもらったファイルを見ていたのも、単なる興味本位じゃなく、他に理由があるとしたら?

………何を企んでいる?いや、何かを調べているのか?



まさか―――。

すべてを知ってしまったら、大変なことになる―――!!



焦って立ちあがりかけて、思い直す。



待てよ、落ち着け―――。



少し前に交わした、マインとの会話を思い出す。

『レイヴィスは、知ってるんだね?その………伯爵とアーサーの悪巧みを』

『悪巧みって。もうちょっとマシな言い方あるだろ。完全に悪者扱いだな』

『だって、そうでしょ?不当なやり方で学園を乗っ取ってるんだもん』



不当なやり方で学園を乗っ取っている―――あれは、確信めいた口調だった。そこまでは、知っていそうだ。けど、真相に辿り着いては、いない。

もし、全容を知ったら、いくら生徒でも三日間の停学なんて軽い処罰で済むわけがない。つまり、情報は漏れていない、そう思って間違いないだろう。







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