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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第33章 私立リアリン学園!~アルバート~ 情熱編




「あなたは、今、やめてと言いましたよね。嫌だったのですよね?だから、俺はやめたのですが」


「嫌、じゃない、よ?」


「………っ!!では、なぜ、やめてと言ったのですか?」


「くすぐったかったから、かな」


「で、では、続けてもよかったということですか?」


思わず声がうわずってしまう。



「それ、聞くの?あの、ね、耳は、ちょっと………」


「ちょっと、何ですか?はっきり言われないと分からないのです。耳は、嫌なのですか?」


「いや、そうじゃなくて………あ、また『いや』って言っちゃった。う~んと。言い方が難しいね。えっと、耳、イイ、です」


恥ずかしそうに目を伏せながらも、耳がイイと言いきった!!!



「な………っ!?」


つまり、なんだ?

『嫌よ嫌よも好きのうち』―――この言葉の存在自体が疑問だったが、今の状況はまさに、これなのか!?

なぜ女性とは、こんなにも複雑なのだろう。好きなものは好き、嫌なものは嫌と簡潔明瞭にできないのだろうか―――?








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