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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第32章 私立リアリン学園!12時間目~アルバート~




「あのですね、好奇心とかじゃなくて。あまりにも、あまりにもっ、おかし過ぎるから、質問せざるを得ないんですっ。それにですね、ついでに、もういっこ質問させてください。一体、あなたは、ここで何をしてるんですか!?」



一気に、そう言い終えて。

ハーッと肩で息をつく。



「ん?おかしいのは、とし子先生の方な気がしてきたよ?ここは、かるた部の部室だから、俺がここにいるのは、当然のことで………」


「かるた部?あなたが!?」


太宰さんの言葉を途中で遮って、大声を上げてしまう。



「そうでなければ、ここにはいないよねえ。もしかして顧問を引き受けてくれたのかな?これからよろしく、とし子先生」


………そうか、かるた部。

ここ、かるた部の部室。だから、ここにいるんだ。

私だって、そのためにここに来たんだし。

そうなんだけど!

そういう当たり前の思考に、まったくたどり着けなくなっちゃってたのよ!

普通に考えたら、かるた部員って行き着くとこなんだけど、この人が桁外れにおかしいから、思考を狂わされたんだよ!



「そうです。私が顧問になりました!ついでに言うと、私の名前は、虹野マインです!」


「そうだったねえ。よし子先生」


「………」


この人、名前も覚えられないのかな?相当頭の弱いかわいそうな人だったりする?

あ、なるほど、そうか。

つまり、頭が悪すぎて、留年してるってことか!?







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