第31章 私立リアリン学園!~イケヴァン・アーサー&伯爵~ 情熱編
「一人でイクとは、ずいぶん自分勝手ではないか?戒めが必要だな」
頭上から、伯爵の低い声―――。
「え………あっ」
腰を上向かせられたかと思うと、途端にズンッと身体に重苦しい圧迫感がやってきた。
「はああぁっ」
「コッチも、もういけるようだね。痛くはないだろう?」
お尻のアナを貫かれてる―――大きく深呼吸をして、その状況に耐える。
グチッ、グチュ。
伯爵が腰を動かし始める。
それにつられて、私の腰も揺れ、その振動でアーサーのモノが私のナカでうごめく。
「あ、お願い、伯爵ぅ、ゆ、ゆっくり動い、て」
切れ切れの声で懇願する。痛くはない。痛くないけど、どこか苦しい。両方に受け入れているという、この感覚に慣れない。つい、身体が強ばる。
「ああ、もちろん。マインに痛い思いはさせたくないからね。大丈夫だから、力を抜いてごらん」
「伯爵~、それ、戒めになってない」
アーサーが呆れた調子で告げる。
「そうだな。マインには、つい甘くなってしまう。罪なお嬢さんだ」
そう言うと、腰の動きを加速させた。
なんか………少しずつだけれど、後ろも気持ちよくなってきてる………やだ、あぁん、コレ、ハマりそう―――っ!
「あっ、んっ♥」
「体勢、キッツ………俺、チェンジって言った気がするんだけどね。ま、アナはチェンジしてるけどさあ」
そんなアーサーの呟きは、パンパンという肌のぶつかり合う音と喘ぎ声と水音に、かき消されていった。