第31章 私立リアリン学園!~イケヴァン・アーサー&伯爵~ 情熱編
「あ、ううん、違うの。手が………これ、この、縛られてるのが痛くて」
「痕ついてる。ゴメンね、痛いよね。けど、外してあげられないや」
「どうしてよっ!?」
「だって、こういうシチュエーションも、結構イイと思ってるみたいだからさ」
「イイなんて、思ってないし………あぁっ、あぁぁぁ―――っ」
「おしゃべりはそのくらいでいいかい?もう我慢できないよ」
伯爵が会話を遮り、ゆっくりと始められるピストン運動。
ふあっぁ、腰が浮いちゃう。
その振動で、後ろに挿入っているアーサーのモノがニュルンと、うごめく。
これ、なんともいえない、おかしな感覚―――。
狂おしいくらいの激しいリズムと乱れる呼吸。滝のように流れ、吹き出る汗。
重なり合った三人の身体は、驚くほど熱くて。
身体の奥の奥に、ズシンと響く。
両方の肉壁が擦られる度に、グチュグチュドロドロとイヤらしい音を立て、更なる気持ちよさを引き起こす。
こんなの初めて―――♥
「あっ♥あっ♥あぁっ………溶けちゃう、溶けちゃうよぉぉっ」
「なんてエッチな顔をするんだい?ほら、もっとアゲルよ」
「コッチも締めつけキツ………最高」
「ぁん、も、これ以上は、無理ぃ」
脳天を突き抜けるような激しい快感に、脚がガクガクと震え、力が入らない。
今、まさに夢中で高みへと昇っていこうとする自身に、高揚感を覚える―――。