第31章 私立リアリン学園!~イケヴァン・アーサー&伯爵~ 情熱編
「俺は、いいよ?マインを気持ちよくするためだったら、何でもシテあげたいからね」
「も、もう、充分だから………」
「ふうん。そう?」
からかってるのか本気なのか、考えが読めない~~っ。
あっ、と………いつのまにか、伯爵が静かに近づいてきていた。
「俺は、充分なんかじゃない。マイン、俺のも鎮めてくれないか」
シズメル………?
言葉の意味がわからずに、首を傾げながら、ただ伯爵を見続ける。
ポンとアーサーの肩に手を置き、鋭い視線を浴びせる。有無を言わせないとでも言うように。
やれやれといった調子で、首をすくめ、私から離れていくアーサー。
え、ちょっと!?
身体が離れた瞬間、どうにか脚は閉じたけれど、身にまとう物もないので、そのままの姿が晒されてしまった。
不自由な両手をそのままに、背中に手を回され、ゆっくりと上体を起こされる。
そして、私のすぐ横にドサリと腰掛けたので、並んでソファに座る形となった。
少し離れた場所に立ち尽くしているアーサー。
………な、なんか、変。
どこに視線を向けていいのか戸惑い、伯爵を横目で見やる。
と、ズボンが下げられていて―――そこには、そそり立った伯爵のモノが顔を出していた。
―――――ッ!!!
つい凝視してしまって、顔が熱くなり、慌てて目を逸らす。