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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第29章 私立リアリン学園!11時間目~イケヴァン・アーサー~




「よくわかったね」


「よくわかったね、じゃないわよ!こんなことするの、アーサーしかいないでしょ。何するのよ!」


「あれあれ、なんでそんなに怒るの?俺に逢いたかったんじゃないの?」


「………」



アーサーのキョトンとした顔を見たら、自分に余裕がなくて怒鳴ってしまったことが、情けなく思えてきた。

それと同時に、ここ何日かアーサーの姿を見かけてなかったことに気づいた。

黒崎の身辺調査で忙しかったから、気にしてなかったというのが正直なところだけど………。



「あっれー、俺のコト、気にも留めてなかったの?」


「えっと、いろいろ忙しくて」


「同じ学園にいるのに、なかなか顔を合わせるコトがないって、寂しいね。マインと話す時間がないとつまんないよ。ね、今夜出かけない?」


「………っ」


学園にいる時は、もちろん私は授業があるし、アーサーはアーサーでいつも忙しそうだ。確かに話す暇なんてない。

でも、だからといって、学園の外で会うのは、ためらいがある―――。



言いよどんでいると、察したようで、首をすくめてみせるアーサー。



「わかった。じゃ、ランチならいいよね?一緒に食べようよ。応接室で待ってるから」







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