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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第29章 私立リアリン学園!11時間目~イケヴァン・アーサー~




「ホントにコレ、美味いね。外に食べに行く必要ナシ。あと食堂以外で食べるトコってある?」


アーサーが、話題を変える。



「購買があるよ。パンとかおにぎりとか売ってるの。コンビニみたいな感じ。あとはお弁当作ってきたりして、皆、学園の好きな所で食べてるよ」


「ふーん、マインの手作り弁当を中庭で食べるってのもイイかもね」


「私が作るの!?」


「俺が作ってもイイけど?なんなら、一緒に作る?」


「ええっと」


「マインって、すぐ冗談真に受けるんだねー」


「………単純って言いたいわけ?」


「いや、カワイイな~って」


「は?カワイイって………」


アーサーにジッと見つめられて焦る。

も、もう、この人のペースに乗せられっぱなしだよ!

急いで視線を逸らす。



「ねー、学園のコト、俺達にいろいろ教えてよ」


「教えてって言われても。私だって、まだ来たばっかりだから知らないことだらけなんだよね。あ、ジル教頭の方が適任だよ。なんでも知ってるもん」


そこまで言って。さっきの険悪な空気を思い出す。



「あのね、ジル教頭は、厳しそうに見えるけど、熱心ですごくいい先生だよ」


と、フォローしてみる。



「それは知ってる。けど」


不自然に言葉を切るアーサー。







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