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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




「チッ、仕方ねえな。今回は値引きしてやる。この先、黒崎に関わり持つな、近づくな。それから、犯人を追及するな。この約束守るなら、教えてやる」


「………」


シドが、指を三本立てながら顔の前に振りかざす。

犯人を追求するな、か。

確かに、事実を知っても、どうこうできるわけでもない。

黒崎に文句を言ってやりたいところだけど、実際、もう関わりを持ちたくないというのが本音だ。



「わかった。約束する」


じゃあ、調べてくれるんだね………そう、続けようとした。

その時―――。




「俺だ」


「………?」


「写真を貼ったのは、俺だ」


「………!?」


一瞬、何を言われたのか理解できずに………シドの顔をただ、見つめる。



「人気ナンバーワンだったって?金出しゃ、皆、バンバン写真寄こしやがる。角度によっちゃ、いろいろ想像できるから写真ってスゲエな」


「………」


呆然としている私をよそに、面白そうに喉の奥でクッ、クッと笑い声をたてている。



………何を、言っているの?







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