• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第25章 私立リアリン学園!~ルイ~ 情熱編




1年1組での授業を終えて教室を出ると、向こうから2年1組の生徒達がやって来るのが見えた。

移動教室だったんだ。

あの中にルイもいるんだろうな………。

期待で胸が膨らんでいく。



―――いた。



角を曲がってくるルイの姿が目に入った。

歩く度に揺れる金髪。端正な顔立ちに、白い肌。どこまでも見通せるような澄んだ青い輝きを放つ瞳。長いまつ毛。

雅びやかな仕草。

歩いている姿を見ているだけで、感嘆のため息が漏れそう………。



―――ん?

あれれ。

周りを見渡すと、実際、ため息の嵐だった。

通り過ぎて行く女子生徒達のね。

皆、一様に顔を赤らめ、俯いてる。

誰もルイに話しかけようとは、しない。

いつものことだけど。

ルイに近づくのは、ためらいがある。

だって。

彼にだけスポットライトがあたっているかのように光り輝いて、別世界に思えるから。

そう感じるのは、私だけじゃないみたいだね。



と。

あ、ルイが来る!!

私まで女子生徒みたいに恥ずかしがったら、変だよね。

普通に行こう、普通に!

私は、スウッと息を吸って、そのままゆっくりと歩き出す。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp