第22章 私立リアリン学園!~カイン~ 情熱編
「ったく。なんだって、ここにいるんだよ?大浴場は男専用にしたって、昨日レオが言ったの忘れたのかよ?」
「どんなかなって見に来ただけなの。まさか、誰か入ってるなんて思ってなかったし………カインこそ、なんで今、お風呂入ってんのよ」
「汗かいたからに決まってんだろ。ミーティングまで時間あるし、サッカー部のヤツらはまだ帰って来ねえし。くつろいで入ってたとこだったのによ」
「邪魔してごめん。私もシャワー浴びに行こうと思ってたんだ。食堂暑かったもんね」
マインは、顔を伏せたまま、立ち上がる。
「待てよ」
俺は、とっさに腕を掴んで、その瞳を覗き込む。
「せっかくだから、入っていけよ」
「え………」
強く腕を掴み、マインを腕の中に閉じ込める。
「えと………カイン?」
戸惑いがちに俺を見上げている。
こんな間近で………しかも、そんな潤んだ目で見るとか、反則だろ。
俺は、強引にマインの唇に唇を重ねた。
「………んっ、んぅ」
めちゃくちゃ柔らけえ―――。
唇の間に舌を滑らせ、ナカへと侵入していく。
「………っ、ぁ」
マインの熱い吐息を感じる。
俺は、夢中で口内をかき回す。
歯茎を舐め、歯列をなぞり、舌を絡めとる。
すっげ。
熱い………。