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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第20章 私立リアリン学園!~ゼノ~ 情熱編




「俺の勝手を押しつけてばかりだが………」


「いいんです」



―――もう、その後の言葉は、聞きたくない。

私は、ゼノ様を遮る。



「そうか。卒業後は王妃として、そばにいてくれ」



………。



えっ!?



私は、思わずガバッと飛び起きて、ゼノ様を見下ろす。



「あの、今、なんて?王妃って………」


「俺とこういう関係になるということは、どういうことか覚悟があってのことだろうな?」


「ええっと、私、全然………そんなこと考えてなくて。だって」


「ただ、欲望に任せて抱かれたと?」


「………っ、そんなんじゃないですけどっ!!」


「今すぐ覚悟を決めろ」



ゼノ様の強い口調に、気後れする。



「私も、そうしたいです。けど………」



そんなこと、すぐ決められるわけないよぉ。

私、ただの先生だよ?

一般人だよ?

だって、私が一国の王妃になるなんてこと、ありえないでしょ!?



ゼノ様は、起き上がると。

私を押し倒し、そのまま馬乗りになる。



「では、覚悟を決めさせてやる」



「んっ、そんなこと、言っ………」



ゼノ様が、強引に唇を重ねる。



「………ふ………ぁん」



与えられたキスが、あまりにも甘くて。



ああ、私は………。

いつまでもこうして、ゼノ様の隣りにいたい。



うん。

―――そうしよう。



私は、ゼノ様の身体の重みを受け止めながら、覚悟を決めた。







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