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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第19章 私立リアリン学園!6時間目~ゼノ~




チャリッ。



ゼノ様の手の中で、小さな音が響く。



「これを」



鍵?



ゼノ様は、私の手の平に鍵を置く。



え、これって………合鍵?

ち、ちょっと待って!

もの静かで、紳士的なイメージなのに。

こういうコトは、大胆なわけ?

あ、でも、そうだ、ゼノ様は、時期国王。

私が王妃になる―――なんてことは、ありえないから………つまり、私って、側室?



私に、側室になれってこと!?



「だ、駄目です、こんなのっ!私には、無理です。私の国は、一夫一婦制ですし!側室なんてっ」



ゼノ様に鍵を押し返そうとする。



「いっぷいっぷ?そく、しつ?………これは、生徒会室の鍵だが?」



「へっ………?」



ゼノ様は、私の言っていることをまるで理解できなかったようで………不思議そうな顔つきをしている。

そして、私は………。

自分がものすごい勘違いをしたことに気づいて、恥ずかしくなった―――。



「奇怪だ」



ゼノ様の隣りのアルバートも、もちろん意味がわからなかったようで、眉をひそめて呟く。







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