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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第15章 私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~




「あ、あのね、私、この日、友達と温泉に行ってたんだよ」



「ふーん………あの時、温泉行くとこだったのか」



アランが、小さく呟く。



「ん?………あの時って?え、何?」



私は、うまく聞き取れなかったようで、聞き返してみる。



「………何でもない」



「………?」



「俺が、きっつい練習してる時に、マイン先生は、男とイチャイチャ温泉入ってたんだ」



「………は?お、男じゃないし!」



アランのからかい口調の声に、振り向いて反論する。



「彼氏いないんだ」

「や、そういうわけじゃ………」

「なんか、初日に、なんでも質問どうぞって言ってた時は、彼氏いますよ~的含み発言だったよな?あれ、単に見栄張ってただけなんだ?」

「そ、それは………」

「じゃ、彼氏いない歴、何年?」

「う………」



私は、言葉に詰まる。



「なあ」


アランが、いたずらっぽい目つきをして、面白そうに笑いながら、近づいて来る―――。



「ア、アランには、関係ないでしょ!!!」



私は、とっさにペットボトルを振り回して、アランとの距離を保つ。



と。



ガタンッ。



大きな音をさせて、ペットボトルが、ガラスケースにあたる。



「それ、割ったら、ジル教頭に弁償させられるんじゃねえ?」



「え、ど、どうしよっ」



私は、慌ててガラスケースを撫で回す。



………割れてない、傷もない。

確認して、ほっとする。



あー、よかった。







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