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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第15章 私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~




「ありがと。でも、ごめんね。今日は俺もお弁当持って来てるんだよね」



そう言って、皆にニッコリと笑顔を向けている。



「天気いいから、皆で中庭で食べようか」



そのレオの言葉に、また、歓声が上がる。



「あ、アランも一緒にどう?」



レオは、すぐ隣りに座っているアランに声をかける。



「行くわけねえだろ」



嫌そうに顔を歪めて、答えるアラン。



「そっか、残念。じゃ、行こうか」



レオと共に、騒々しい一行は、中庭へと向かいだした。





「相変わらずチャラいなあ………それに比べて………」



ユーリは、目を細めて、アランの方をチラリと見る。

ムスッとした表情で、鞄から紙袋を取り出すアランを、私もそっと見る。



と。

違う方向から、声がかかる。



「ユーリ、食堂行くだろ」



廊下から、男子生徒数人が、ユーリに声をかける。



「うん、行くよ。じゃ、マイン先生、ありがとう」



ユーリは、ノートを素早く机にしまうと、男子生徒達を追いかけてパタパタと走り去って行った。





チラリ。



もう一度、アランの方を見る。

紙袋からラップに包まれたパンが出てくる。



自分で作ったのかな。

………イチゴサンド?



「何」



そう言って、顔を上げたアランと目が合う。



………私に、言ってる、よね?

静かになった教室には、どうみても私とアランだけ。



「あ、あの、それイチゴサンド?自分で作ったの?」



私は、さっき心の中で思ってた疑問を、そのまま言葉にする。



「そうだけど」

「そっか」

「………だから、何?」

「お、おいしそうだな~って思って………」



私は、慌てて笑顔を作る。







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