第14章 私立リアリン学園!~クロード~ 情熱編
「ああっ、ん、ダメッ!抜いちゃ、嫌ぁ………お願い………っ」
私は、我慢できなくて、叫ぶように懇願する。
抜きかけた指をまた元に差し込むと、ナカの壁を確かめるように、じんわりと撫でる。
「ん………クロード、も、もっと、その………」
「どうしてほしい?おねだりしてみろよ」
「そんなこと、あ、ん」
私の身体は内側からどんどん火照っていき、それと同時に、欲望が渦巻いていて、抑えがきかない。
「言えよ」
「………しい、の」
恥ずかしくて、声が出てこない。
「ん?」
「ほ………ほしいの。奥、もっと、奥に………」
声をふりしぼって、やっと、言う。
「なんて言った?」
笑いを含んだ口調で聞き返すクロード。
「意地悪、しないで………お願い………奥まできて………」
「そうか。上手におねだりできたな」
クロードの指が、一番奥深いトコに到達して、ゆっくりと動かし続ける。
「はぁ、ん、気持ち、い………け、ど………」
「けど?」
「ううん、なんでもないっ」
言葉を呑み込む。
キュッと唇を噛みしめると、涙が滲んできた。
「マイン、言ってみろよ。俺なら、お前の願いを叶えてやれると思うが?」
クロードは、後ろから抱きすくめたまま、すぐ横から私の顔を覗く。
頬が重なる。
そのまま見つめ合うけれど、お互いの目が近すぎて、焦点が合わない………。
それでも、クロードの瞳の中に私がいることは確かで。
激しい渇望が、私を狂わせていく―――。