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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第11章 私立リアリン学園!2時間目~ノア~




よし!

今日こそ起こす。

注意する!

教師として、この問題児から目を逸らしては、いけない!



「では、次。ノア=レオンハート、続きを読んでください」



私が大きな声で指名すると、皆が、驚いた表情で顔を上げる。

「………ノアだって」

「マジ?」

「マイン先生、チャレンジャー♪」

ザワザワし始める生徒をよそに、私は、ツカツカとノアの席まで歩いていき………。



「ノア、起きなさい」


頑張って、厳しい口調で声を掛ける。



けれど。

やっぱり、起きる気配ない。



「ノア=レオンハート!起きてっ!」



私は、ノアの肩を揺さぶる。



ピクリッ、と。



一瞬、大きな身体が動き。

ゆっくりと頭を持ち上げるノア。

半分閉じたままの目で、こちらを見ると。



「あー、おはよ、マイン先生ー」



のんびりとした口調で、笑顔を向けるノア。



「おはよう、じゃないでしょ。もう午後だし」



「んー、マイン先生の朗読聞いてたら、眠くなっちゃったー。だって、マイン先生の声って、優しい子守唄みたいんだもん」



「………っ、何言ってるのよっ」



朗読聞いてたら、って、聞く前から寝てたけどね?



「やっぱ、まだ眠い。ねー、マイン先生、膝枕してくれる?」



そう言って、ゆらりと立ち上がり。

目の前に影ができたかと思うと、ガクリと身体を傾けてきて………。



………お、重いっ!



「おい、ノア、寝ぼけてんじゃねえ。起きろ!」



隣りの席のカインが、ノアの身体を私から引き剥がそうとする。



「んー」



なおも、もたれかかって来るノアを必死で支える。



うわっ、待って、待って、待って!

ほんと、重いってばぁ!







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