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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第7章 私立リアリン学園!予鈴




リアリン学園って………あの、リアリン学園!?



私は、戸惑いを隠せないまま、ジル教頭と名乗った彼を凝視する。



「貴女に、我が学園へ来ていただきたいのです」



「………」



言っている意味がよくわからなくて、呆然としてしまう。



学園に来てほしいって………。

なんで?



「あの………どういう事ですか?」



「言葉が足りませんでしたか。つまり、我が学園で働いていただきたいと………」



「それって、教師として、ですか?」



つい、興奮してしまって、ジル教頭の言葉を途中で遮って聞いてしまう。



「………もちろんです。それ以外に、何かございますか?貴女は教師志望ですよね?」



それは、そうなんだけど。

あまりにも突然で。

しかも。

あの、リアリン学園―――。



「リアリン学園って、あの、あそこですよね?」



私は、自分でもおかしな質問をしているなとは思いながらも、そうとしか言葉が出て来なくて。



「我が学園をご存知でしたか」



私の言わんとする事を理解しているようで、ニッコリと微笑む。



ご存知も何も………。

リアリン学園は、各国の王子、王女、王位継承者や貴族の子どもが在籍しているという、超一流の学校として名高い。



「世界一有名な学校、ですよね?」



「世界一、ですか。面白いことをおっしゃいますね。我が学園は、至って普通。どこにでもある学校ですよ」



可笑しそうにゆったりと笑いながらそう答える。



「………」



………普通って?

普通じゃないでしょ、絶対!



「ですが、もちろん、設備も教師も一流である事は間違いありません」



きっぱりと言い切るジル教頭の瞳は、鋭い輝きを放っている。

学園に対する誇りと情熱。

それが、はっきりと感じ取れる。

私が目指すものを、この人は持っている―――。







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