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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第5章 私立リアリン学園!序章




~決意~





あれから数十分後―――。

結衣と私は、いつもの居酒屋に場所を変えて飲み直していた。



「やっぱり、ここの方が気が楽だわ~~」

私も結衣に同調して、頷く。



「ああいうオシャレな店で飲むのは、もう少し大人の女性になってからってことで………あ、でもマインは、もしかしたら、近々また行く機会あるかも、ね」

「な、なんでよ」

「だって、ねえ。見つめ合うレオナルドさんとマイン。あの雰囲気は、店の人とお客って関係、超越してたよ!」

「………おおげさだよぉ。別になんてことないから」

私は、レモンサワーをちびちびと飲みながら。



―――口ではそう言っていても、心の中では、レオナルドさんを思い描いていた。

惹きつけられるのは、あの人が目を離せないような輝きを放っていて。

そして、まっすぐに私を見ていたから―――。



………なんて。

男の人に免疫ないからか、ちょっとしたことでドキドキしちゃうんだよね。

こういう、小さいトキメキで満足しちゃって。

いつも、それっきりで。

進展することなんてない。

こんなんじゃ、いつまでたっても彼氏なんてできないよね………。



と―――。



私ってば、何考えてるんだろ。

夢に向かって頑張るって、決めたばかりだよね。

講師のバイトは夏休みの間だけ。

その後の仕事は、探してはいるけど………。

メイドカフェのバイトがメインだった頃には、もう戻れないし。







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