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【松】猫と六つ子

第27章 「朝だよ?」 逆ハー



「じゅーしまぁーつ!朝だよー!」

当たり前のように布団から半分以上身体をはみ出している十四松を揺すって起こす。
ヨダレ垂らしてめっちゃ笑顔……一体、どんな夢見てるんだろ?



「……えっ?!」

突然、手を引かれ身体がひっくり返り、ドスンと布団に投げられる。
そして気づけば十四松に抱き抱えられている。
え?今、どうやったの???

「……わんっ!」

「えっ?十四松?……きゃぁっ」

ベロっと後ろから頬を舐められる。

「わぅん!わんわんっ」

犬!?犬なの!?
そのまま首筋まで吸い付くように舐め続ける十四松。

「ゃっ……ぁあっ!」

舌がくすぐったい!
誰か助けてっ!

「うーん……超絶可愛いよぉヒナちゃーん……」

「チョロくんっ、助けて!」

向かいに寝ているチョロ松を起こそうと手をのばす。

「……ヒナちゃん、君にはお仕置きが必要だね」

「えっ?」

伸ばした手をチョロ松に捕まれ、手の平をペロリと舐められる。

「ああっ、こんな柔らかい手をしてっ、君はなんていやらしいんだぁ……!」

「チョロくん?!……ひゃっ、いや……っ、く、くすぐったいぃ~」

手の平から指の間、指先まで丁寧に舐めとられる。

「くぅーん……」

「ぁあっ十四松っ!そんなとこまで舐めないでっ」

「君のもっと柔らかいところをお仕置きしちゃうからぁ……」

「チョロくんっ、だめっ……んんっ……」

ダブル寝ぼけている十四松とチョロ松にベタベタに舐め回された。



うん、十四松もチョロ松もやめとこう。
残るは……
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