第34章 猫と松代
<ヒナside>
うぅっ……一松のモロ出し
……全部みちゃった……
ひ、ひどすぎる……
「バッターチェンジッ!失礼しマッスルー!
一松兄さん終わりだよー!」」
全裸の一松をポイッと階段へ投げる十四松。
そしてニコニコと私の元にやってくる。
「十四松っ!」
「あい!」
「お座りっ!待て!」
「わんっ!」
セ、セーフ……
このまま10分なんとか……
「……ねぇ?
このまま僕を待てにしとこうとか思ってない?」
「えっ?……ひゃぁっ!」
ベロリッと頬を舐められる。
そのまま首筋にキスをされ、耳元から顔まで何度もキスが降り注ぐ。
「んーっ!ヒナあまーいっ!
思ってたより兄さん達の匂いついてないね?
じゃあ子供作ろっか!
チャレンジチャレンジー!」
「だっだめーっ!」
バッチーンッ!
じゅ、十四松も叩く羽目に……
もうなんか全員叩かないとダメな気がしてきた……
「ヒナちゃん、平気?」
「ト、トッティ……」
「あ、大丈夫だよ♪
何もしないしない!
ばっかだよねぇ~兄さん達。
ヒナちゃんが嫌がってるのに子供なんて作れるわけないじゃんね?」
「トッティー!
わかってくれてありがとうっ」
うぅっトド松が天使に見えてきた……っ!
「よしっじゃあ作戦会議しよっ♪
あーでも、僕だけ叩かれてないと怪しまれるよね?
自分でもつけられるけど……僕もヒナちゃんに叩かれたほうがいいな♪」
「えぇっ?!な、なんで!?」
「そうだっ♪報酬も貰わないとっ!ねっ?」
そう言いながら、トド松は私にキスをする。
叩かないといけないのにタイミングを逃してしまい、トド松に翻弄される。
「……ねぇ?叩かないと続けちゃうよ?
ほんと可愛んだから……」
「ん……っ」
待って待って!これって作戦?!
いやいやいやっ!
そんなこと考えてるとどんどんトド松の手は私の中へ進んでいく……