第31章 猫とハタ坊 後編
<トド松side>
僕は薄暗い中を必死に進んだ。
一人は嫌だ。
なんでこうなっちゃったの?
みんなどこっ!
ヒナちゃん!
僕は大きな扉を見つける。
開けるとそこには……
「やったジョー!また勝ったジョー!」
「えーまた負けちゃったぁ」
部屋ではハタ坊とヒナちゃんがオセロをしていた。
ヒナちゃんに抱きつくハタ坊。
おいっ!触んな!
ヒナちゃんの甘え担当は僕だからっ!
「いやいやいやっ!じゃなくてっ!
どうなってんの!?」
「あれ?トッティ?」
「ジョー?」
ジョー?とか言って顔が無表情になっているハタ坊。
ああんっ?なんだこいつ?!
やんのかぁ!?