第1章 1
「ペーパーって・・・そんなに運転しとらんのか?」
「はい・・・」
「一番最近、運転したのはいつ?」
「えっと・・・3年前・・・?」
「「「「「3年前ー!!??」」」」」
思わず5人がハモった。
衝撃の事実やねんな。
「んー・・・そりゃ今日は無理やな・・・」
「すみません・・・」
ため息混じりの言葉に恵梨が小さくなって謝る。
その心底申し訳なさそうな様子に、ため息混じりの言葉を呟いたka-yuが慌てて慰める。
「あ、いや、良いねんて。気にせんどき」
「・・・しかし、これはヤバいで」
kiyoが腕を組みながら言う。
「マネージャーがペーパーなんて、移動の時に大変やん」
「原付免許のみのお前が言うな」
すかさずyasuが突っ込みを入れる。
それから腕を組んで、うーん、と唸った。