第2章 目指せヒーロー
中学三年……虚言 リラ(キョゲン・リラ)
は無表情に片手にお弁当箱をたづさえ、ある学校を目指す。
その高校の名は雄英高校
…
現代において、普通に見られるようになった超常は………その原因は未だわからず、月日は流れに流れた。
そして、リラもその超常のうちの一人
増えすぎた超常は沢山の超常を産み
昔、アニメなどであった職業が
脚光を浴びていた。
それは、ヒーロー……
そして、彼女が向かう雄英はヒーローを育成する世の中で、最も有名な学校である。
なら…何故、そんな高校へ彼女が向かわなければならないのか、
それは、彼女と暮らしている叔父が原因だ。
彼は、雄英でプロヒーローとして教師をしている
いつもは、お弁当をしっかり持って行くはずなのに……、
今日に限り何故か家にお弁当を忘れたらしい……
それで、彼女は、雄英へお弁当を届けてほしいと頼まれ、ここにいる。
しかし、彼女は微塵もこの場に来たいとは思わなかった。
彼女の叔父こと虚言・耀(キョゲン・アキラ)
は抜けているが、正直姪をヒーローへと進ませたいようだ………
だからだろう……彼女がこのお弁当を届けたくないと思うのは………