第8章 爆豪のスタートライン
1、お昼事
入学も終わり、リラ達はやっと新しい勉強が始まる。
ヒーロー科のカリキュラム
午前は数学や英語などの必修科目
数学は……耀が担当で、英語はマイクの担当だ。
他の生徒は……あまりにも普通でかなり退屈中である。
「じゃあ……この英語のうち間違っているのは?……」
普通だ………
クソつまんね………
へぇー……マイクさん……英語担当なんだ……なんか……意外……
ただ、かなりのハイテンションである。
そして、お昼は、皆、大食堂で食事をとるのが、普通だ。
しかし…彼女は、2つお弁当を持っている。
「あれ?リラちゃん学食じゃないんだ!無料なのに?」
麗日が彼女の持つ弁当を指さす。
「あぁ……今日からそうなんだけど……叔父さんが……何故か……2つお弁当持って来てって頼まれたから届けてくるんだ……」
「あ!耀先生か!!じゃあ!!また後でね!!」
そう麗日と別れ彼女は教室を出ていく。
「本当……虚言って…笑わねな……」
そんなに麗日に切島はそう声を漏らす。
「確かに!!笑ったら……絶対に可愛いのにね!!」
それを聞いた緑谷は彼女が笑わない理由を思い出し……少し、気まずい気持ちになってしまった。
後悔しないで……かぁ………
一方……その頃
彼女は職員室の扉の前で葛藤していた……
普通に入っていいの?ここ?
頭にハテナを浮かべながら、彼女はとりあえずノックして中に入る。
「失礼します………虚言 リラです……耀先生にようがあって来ました。」
すると、直ぐに耀がやって来て、彼女の先生呼びに鼻血を噴いた。
「失礼しました……」
「待って!?引かないで?」
「ごめん……つい……
それより、はい叔父さん……お弁当……というか何で2つ?」
「え~それは…内緒…って言うのは嘘で
消に食べさせようかと思って!!」
「は?」
耀の言葉に固まる彼女は、自分の机にいる相澤を見る。
「なんで?」
「だってさあ……消……全然ご飯食べないんだよ?だから……俺が栄養管理しようかなってさあ!!」
「って…私が作った奴なんだけど……
というか何故?……」
「えー?……消の面白い顔がみたいから……」
こいつ………