第3章 特別特待生推薦枠
あの日から、もう4ヶ月もの月日がたち……季節は春から秋へと変わりつつあった。
その頃彼女は受験シーズンが近づかき、多くの学校パンフレットを眺め
ため息を吐く、
はぁ……どうしよう
そんな時だった…、教室に少しチャラめの同級生の女の子達が入って来た。
彼女達は、彼女と小学校が同じであり、
「ねぇ!!ちょっと!!まだいたんだあ!あんた面化しなよ……」
彼女が最も苦手とするタイプだ。
あぁ……またか、めんどくさい……
「聞いてんのかよ!!疫病神!!」
疫病神とは、彼女がある事件以降ずっと、言われ続けている名で……
彼女は、今まで、人に煙たがられてきた
だから…こう絡まれるのも、彼女にとって普通のことで……日常だ。
そして、そうなればいつも、使いたくもない、個性を使い、彼女は……
目の前の彼女達のような存在や人を避け続けてきた。
それはきっと……誰も傷つけず……誰もう……失いわしない為の彼女なりのエゴ……
「帰れ…」
彼女の個性は……
思い…言葉で世界すべてを凌駕してしまう……程強大な力だ……
本来ならば、制御するのも難しいレベルらしい……
そんな力を持つ彼女……
どうしたらいい……力を使わないで生きれないかな……
恐らく、それも無理なことだ。
帰ったら、間違いなく耀が……彼女の推薦書を持って帰って来るだろう……。
ヒーロー科に進むとなれば、それなりの覚悟が必要になる。
でも……そんな覚悟……私にはないんだよ……
そして…彼女が家に帰れば
案の定、
耀と知らない人?てか、ネズミ?
がいて
「君が耀君の姪っ子……虚言 リラさんだね!私は雄英の校長をしている根津だ!!宜しくね………」
どうやら、そのネズミは雄英の校長だったようだ。
はいきなりの校長の登場に驚きつつも、
彼が何をしに来たのかは十分にもう嫌と言うほど分かっていた。