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死の道へ

第5章 「すれ違い」


死神の格好した闇璃がいた。

紫の文字が漂っていた。

俺は、剣を呼び構える。

彼女は、大鎌を構えこちらに向ける。

『始めましょう。どっちかが、死にますので…。死神として最後まで、天使…天河瀞哉を殺します。』

俺も、剣を闇璃に向けて……。

『天使…俺は、死神である…。梁沢闇璃を殺す。死神を全滅させる…。それが、俺の…天使の役目だ!!』

緑の文字が、宙に漂う。

俺が、叫ぶと同時に剣と大鎌のぶつかり合いが始まった。

森中に響く。

大鎌が右から来ると思いきや左から襲い掛かってくる。

……攻撃パターンが変わっていた。

俺は、舌打ちをする。

避けて俺は、闇璃に斬り掛かる。

彼女は、大鎌で防いだ。

蹴りが襲い掛かってきた。

俺は、離れた。

彼女は、俺に向かって大鎌を振り下げてきた。

俺は、受け止めるが……。

右肩に痛みが走った。

俺は、彼女に向かって蹴りを入れ、吹き飛ばす。

これで、お互いに離れた。

右肩から血が流れ出した。

そこには、ナイフが刺さっていた。

俺は、引っこ抜く。

『っ…。ナイフとかありかよ…。』

そんな、彼女は横っ腹を抑えていた。

先ほど、俺が蹴ったところだ。

闇璃の口から血が流れ出した。

それでも、彼女は悪笑いをしていた。

『…流石、瀞哉さん。…っ…。』

彼女は、立ち上がって俺に襲い掛かった。

俺は、剣を構え受け止めた。

そして、なぎ払う。

俺は斬りかかった。

その時……。

左手に新たな感触が感じた。

これは……。

俺は、左手を握り締め闇璃に向かって……。

闇璃は首を傾げた。

左手が光った。

闇璃は驚いて、避けた。

俺から、距離をとった。

『瀞哉さん…。それは…。』

彼女は、驚きを隠せなかった。

左手を振り払う。

いつの間にか、左手には剣があった。

俺は、剣を見た。

『…これは、俺専用の剣…か。』

俺は、構えた。

これで、闇璃に勝つ!!

彼女も、構えた。

俺は、闇璃に斬りかかる。

彼女は、大鎌で防ぐ。

まだ、俺には左がある。

左から斬りかかる。

彼女は、舌打ちをしてかわすが……。

ザシュッ!

斬れる音が聞こえた。
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