第2章 「後悔」
「心配するな、闇璃。俺は、大丈夫だ…。」
「で、ですが…。」
大丈夫と、もう一度言った。
闇璃は、俺に荷物と弁当を渡した。
そして……元気を出して下さい。と言った。
どうやら、バレバレのようだ。
俺は、闇璃にお礼を言って受け取った。
~学校~
俺は、闇璃と別れて教室に向かった。
教室には、誰も居なかった。
椅子に座る。
「今日の部活…できないな…。」
後ろから、声を掛けられた。
「瀞哉、大丈夫か?」
俺は、後ろを振り返る。
そこには、困った顔をしていた拓弥がいた。
どうやら、拓弥も隗羅先輩の死体を見たようだ。
俺は、頷いた。
俺は、ふと思った。
俺は、後悔をしているのだと……。
どんどん犠牲者が、増え続けていることを……。
死神の正体も掴めないまま……。
それから……1時間目の授業が始まった。
~放課後~
隗羅先輩が居なくなって、今日の部活は中止になってしまった。
俺は、このまま家に向かってしまおうと思ったが……。
闇璃の事が、気になってしまった。
俺の足は、いつの間にか弓道場へ向かっていた。
~弓道場~
俺は、周りを見た。
彼女がいた。
俺は、声を掛けた。
彼女は、振り返った。
「瀞哉さん?どうしましたか?」
「俺、帰るよ。夕食…コンビニで買うから大丈夫だから…。」
闇璃は、わかったかのように頷いた。
その後……彼女は、気をつけて帰って下さいね。と言って……。
俺は、手を挙げて彼女に合図をした。
~帰り道~
俺は、夕食の弁当を買うために、コンビニに寄った。
流石に、弁当の数は少なかったが……。
買う事が、できただけでも良かった。
そのまま、家に向かった。
俺は、森を見た。
明日は……学校お休みか……。
森を、探索してみるか……。
そう思いながら、家に再び向かった。
~瀞哉の家~
俺は、家に着くなり椅子に座った。
そして、コンビニで買った弁当を開けた。
俺は、食べ始めた。
俺は、すぐに食べ終わる部屋に戻った。
死神は……一体誰なんだ?
また……拓弥を狙うにちがいない。
困ったな……。
森に手がかりないかな……。
俺は、色々考えているうちに意識が消えていった。