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死の道へ

第2章 「後悔」


構える。

襲ってくる。

「っ!?」

右から大鎌が、飛んでくる。

パイプで、受け止める。

後ろに下がる。

大鎌の正体……死神だ。

「…今度は、俺が狙われる番か…。足掻いてやる!」

再び、死神は襲い掛かる。

パイプで、全て防ぐ。

「…ほう。なかなか面白い、人間もいるんだな。」

死神は、襲い掛かった。

その一瞬、隙が見えた。

フードを掴み下ろす。

顔を見たかったみたいだ。

動きが止まる……。

「お、お前は…っ!?」

かなり、驚いた。

勿論、死神も、驚いたし慌てていた。

「懲りない、人間だ。顔を、見られたのなら、死んでもらうしかない。」

パイプを構えるが……死神は消え、背後をとった。

死神は、悪笑いしていたかのように見えた。

大鎌が、振り落とされる。

体を貫いた。

ブシュッ!

「っ!…がっ…。な…んで…。」

倒れた……死んだのだ。

死神は、フードを被り直した。

死神は、その死体を見た。

「…厄介な、人間だったな。狙っていて、正解かもな…。」

死神は、消え……。

その死体は……そのままだった。

~次の日~

俺は、太陽の光で起きた。

やけに、朝から嫌な予感をした。

俺は、すぐに準備しリビングに向かった。

その時……。

コンコン……。

扉のノックが聞こえてきた。

それも、何度も……。

開けた。

そこには、慌てていた闇璃の姿が見えた。

「せ、瀞哉さん。大変です!」

俺は、驚いて闇璃に聞いた。

「どうしたんだ?」

次の言葉に、俺は驚き家を飛び出した。

その理由は……。

現場に着いた。

何人も、集まっていた。

そこには、血だらけの隗羅先輩が倒れていた。

息を呑んだ。

「せ、先輩…?なんで…?」

先輩は、死んだ。

死神に殺されたらしい……。

先輩の手には、パイプがあった。

どうやら、それで死神に対抗したらしい。

俺は、完全に黙ってしまった。

また、大切な人を失ってしまった。

後から、追いかけて来た闇璃が……。

「せ、瀞哉さん…。と、とりあえず…学校へ。」

俺は、頷いた。

彼女は、オロオロしていた。

俺の事を、気にしている見たいだった。
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