第4章 ●HE・N・TA・I☆
「さぁ、ナナシ。君が待ち望んだモノをあげよう」
そう言った瞬間、強く一気に突き、
放心していたはずのナナシが絶叫のような嬌声を上げた。
「ああぁっ!!・・・ぁぁぁぁ・・・」
どうやら欲望を吐き出したばかりだというのに、
すぐにイッてしまったらしく、ナナシのソコは既に勃ち上がって
トロッとした液体がシーツに滴っていた。
「はは・・・淫乱な身体だな・・・」
興に乗ったエルヴィンはガツガツとそこを掘り、
容赦なくナナシの前立腺を刺激する。
「君の締め付けは相当なものだな。俺もすぐに
イッてしまいそうだよ」
ナナシからは嬌声だけしか返ってこず、
もしかしたらもう言葉は届いていないのかもしれない。
理性を完全に無くしたナナシの中で果てると、
一度そこから自身を引き抜きナナシの肩を抱き寄せると、
ベッド横のチェストから酒瓶を取り出した。
蓋を開けラッパ飲みすると口移しでそれをナナシに飲ませ、
彼の意識を少し回復させる。
「・・はっ・・ケホッケホッ!」
ナナシの目に少し光が戻ってきた所で、
エルヴィンは彼の眼前に酒瓶を翳した。