第3章 夜這い
まさか、寝込みを襲ってくれるとは・・・と歓喜しながら、
静かにナナシの唇を受け止め、時折漏れる彼の艶かしい吐息に
うっかり下半身が反応してしまった。
ナナシもそれに気づいたようで、スルスルと下の方へ行き
シーツを捲っているようだった。
・・・狸寝入りがバレたか?
・・・というより、あんなキスをされて
反応しない男はいないぞ、ナナシ!
と心の中でツッコミを入れていると、
ナナシが思いもよらない行動に出たので、
エルヴィンは今度こそ起き上がりそうになった。
何を思ったか・・・ナナシがエルヴィンの寝間着と下着をズリ下ろし、
勃ち上がったソレを口に含んで慰め始めた。
クチュクチュと卑猥な音を出しながら、
手と口でソレを慰められ、エルヴィンは声を出しそうになるが
寸での所で持ちこたえる。
ナナシの口はとても小さく、エルヴィンのモノは先端部分しか
口に含めないが、それを手や舌でカバーするという
素晴らしい技能を持っていたので、あっという間にガチガチになった。
「・・ん・・・ぅん・・・・」
艶っぽい声まで出され、エルヴィンは早々に追い上げられ、
射精する直前、上半身を起こして口淫しているナナシの頭を
抑えつけた。
「んん・・っ!?・・・う・・・ぅぅ・・っ」
「あぁ、何てイケない子なんだ、ナナシ。
そのまま、私のものを飲み込んでくれ」
ナナシが本格的に抵抗を始める間もなく、
エルヴィンは欲望をナナシの口の中に吐き出した。