第3章 夏フェス限定スト全員分書いちゃうぞ!〈徳川家康〉
「な、なんて格好して……っ!こんな姿、誰かに見られたら……!」
「ん~……」
「……っ!」
家康が動揺し、つい思っている事を口走っていると、が身動ぎしながら薄らと目を開けた。
「熱っ!え?……ここ……?」
「…………」
目を覚まし、砂の熱さに急いで上体を起こすと、すぐ隣に家康が居る事に気付いた。
「い、家康?……何で、水着なんか着てるの?」
「え?……!というか、こっち!早く立って!」
「へ?あ、ちょ……っ!」
急に腕を掴まれ、腰を引き寄せられて、強引に立ち上がらされた。
そのまま家康はを海へ連れて行き、腰ほどまで深い場所へと歩を進める。
そしては、冷たい海水を背中にバシャバシャと掛けられた。
「ひゃっ!冷たっ!い、家康……っ……何…?」
「あんたって本当に鈍すぎ。……背中、真っ赤だ。早く冷やさないと、火傷になる」
「……っ」
「こんな裸みたいな格好してる、から…………っ」
「は、裸って…っ」
の真っ赤な背中に気付き、早く冷やす事で頭がいっぱいになっていて、家康は一瞬忘れていた。
裸同然である、の今の姿を。