• テキストサイズ

天体観測

第1章 1




唯はいくつかの用事を済ませて20時位に来るって言っとったから、そろそろ・・・やろか。
リビングのカラーボックスに置いてある時計の針は、19時50分を指している。
俺はさっきからそわそわと、リビングと寝室、それからベランダを行き来していた。
───初めて唯が俺の部屋に来るんやで?落ち着いてられん。
そわそわと歩き回りながら、キレイに片付けたリビングの確認と、玄関、トイレ、風呂、廊下、ベランダを何度もチェックしている。
・・・それに、『もし』、『もし』やで!?
そう、『万が一』、の為に寝室はピカピカにしたんや。
有り得へんとは思うが、『もし』、唯がワインで悪酔いしたら?
・・・横になりたいと思うやろ?
せやから、シーツは新しいやつに替えたし、枕のカバーも下ろし立てや。
───“エロス”の称号を持つyasuやka-yuみたいに、『それ以上』は期待してへんけど、『もし』、『万が一』・・・・・・。


/ 11ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp