第9章 気持ち
「……クズ…彼女に向かってクズとはわりとヒドイな」
「てか…彼女 なにかにつけて怒られてない?」
「彼氏やっぱ怖いわ〜」
佐「……うーん 男としておーいうの許せないんだけど…っ」
「和真は 女の子は大事に!がモットーだもんな」
♪。.:*・゜♪。.:*・゜
春「(す…すごい大役を任されてしまった…っ り 凛くんの好きなジュースは…っ)
…ん?あ あれ…っ コーヒーしかでない…?紅茶はどこ…っ」
「紅茶? だったらこの"お湯ってとこ押すんだよ"」
春「……っさ…っ 佐伯さ…!?」
佐「やほ♡ また会っちゃったねーっ
紅茶いーよね 俺も好きだよ♡ ミルク入れて飲む派??」
春「はひ」
佐「オレもー」
春(うぐぅ…っこ こわい 茶葉選んで早く去らねば…っ って色々あって分からない!!)
佐「ミルクティーには アッサムかウバがいいよ
ハイ お好きな方どーぞ
んっ じゃあ俺 ウバもらいっ」
春「あ…っあり…がとうございます…っ」
佐「いえいえ てかもっかいちゃんと話したかったんだよね
文化祭では全然近づけなかったし」
春「え"っっ あぁあのっ 私っっ ひ 人とお話するのにっ 苦手でしてっ
うっ上手くお話できませんが…っ」
佐「……ねぇ…大丈夫…なの?
さっきからちょっと見てたけど 彼氏…凛くんにもビクビクしてるよね優羽ちゃん 怖いんじゃないの…凛くん
口調もだいぶ女の子に対してはきつく感じたけど」
春「あぁあの…っ たっ確かに凛くん口はきついですが…っ
ま 間違ったことは何一つ言われてませんので
そ…それに… 凛くんすごく優しい人なので だ 大丈夫です…っ/////」
佐「……ダメだよ 優羽ちゃん、優しすぎる
優羽ちゃんが優しくてなんでも許してくれるから…
凛くんが甘えて好き勝手してるんでしょ
凛くんにムリに付き合わされてない?
もっと大事にしてくれる彼氏優羽ちゃんなら直ぐにできるよ」
春「…………ムリ……したことないです
凛くんとはお隣同士になってから 今日まで
ずっと…大事にしてもらってました…っ
私が 凛くんのそばに…隣にいたいから 自分の意思でいるんです 」