第7章 高杉との決別(注:R15)
(若干エロです。苦手な方は
飛ばしていただいても大丈夫です。)
「ごめん、晋助。俺………んっ」
返事の途中で口を塞がれる。
それが晋助との接吻だということに気付くのに
時間はかからなかった。
「しん……っはぁ、んっ…ぅっ…」
息を吸おうと口を開くと、
晋助の口から舌が入ってきた。
逃げる俺の舌を絡めとり、
ぐちゃぐちゃと甘い水音がする。
「はぁ………ン、…んぁ」
だんだん力が抜けていき、キスの時に
思わず掴んでしまった晋助の着物の手も
だらりと落ちて、されるがままになっていた。
「ククッ………澪、いい子だ…」
晋助はふわりと笑うと唇を離し、
耳へと顔を移す。耳たぶをペロリと舐め上げ、
甘い息を掛けられれば、体がビクリと反応した
「ヒッ……ぃ……あ、ぁん………」
あ、…体が熱くて、変な声が出る。
なんで、晋助にこんな……
晋助は俺の着物に手をかける。
片手は俺の尻を揉みくだし、
片手で上の着物を脱がしていく。
勿論、耳への愛撫も止めない。
「んん……ゃ…あ…しん…すっ……け、ぁん」
ドクリ、ドクリと心臓が高鳴る。
なんで、こんなに興奮しているのだろう。
相手は晋助で友人で男だというのに。
半裸になった俺の体を脇からゆっくりと
撫で回す晋助の手はエロい。
それだけじゃない。耳から離れた口は
体のいたるところに行き、
かぷり、と甘噛みして跡を付けていく。
「いや……あぅ……ん、うぁっ…」
「なぁ…ヤろうぜ。全部、忘れてよォ。」
俺の頭の思考も回らなくなっていた。
目の前の晋助は心底楽しそうで
俺の体に噛みついた。
晋助が楽しいならもういいやと返事をせずに
体を預けていると、
突然の罵声が俺を現実世界に引き戻した。