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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第4章 再就職編







「ストォォォオオオオオオオップゥゥゥ!!」




スダダダダッと、物凄い足音で現れたのは
指名手配犯の小太郎だった。

「あれ?小太郎?この前ぶり!」
俺がふにゃりと笑うと、
小太郎は汗をだらだらとかいて
俺の肩を思いきり掴んだ。

「澪!貴様、どういうことだ!」

「へ?なにが?」

「澪は攘夷志士になると
この前約束しただろう!」

「………やくそく?」









ーーーーー……………



「もしあれだったら俺の所に来てもいいぞ。
もう1度、俺と共に立ち上がらないか。」


「ははは、天人も幕府も
そんなに好きじゃなけどなぁ。
憎むほどではないよ。」


「ふむ。そうか。澪は大方攘夷に賛成と。」


「おいヅラ、今の澪の話聞いてたか。
やんわり断ってんぞ、あれ。」





ーーーーーーー………………










「約束も何も断ってんじゃねーかァァア!」

新八がツッコむが、
小太郎は全く耳に入っていないようで
俺にぐいぐいと詰め寄った。

「澪の嘘つき!……この裏切り者!」


「う、裏切ってないもん!不可抗力だもん!
松平に気に入られちゃったんだから
仕方ないもん!!」

むすりと頬を膨らませると小太郎がたじろいだ


「松平などただのエロジジイだ!
斬り捨てれば良かろう!」


「そんなことしたら柳生家にまで
迷惑かかるでしょ!ハゲ!」

「ハゲじゃない桂だ!」

「それに小太郎だってエロジジイだよ!
俺の子供の頃の写真集めていつも
舐め回すような目で見てるって
晋助が言ってたもん!」

「グッ……高杉の奴………何故それを……」

2人で顔を寄せあって言い合いをしていると、
新八が間を割るように入ってきた。

「ちょ、ちょっと待ってください。
松平…ってあの、松平片栗虎ですか?」

「そうだよ。」


コクリと頷くと、銀時も口を開いた。

「…って、まさかお前…」

その様子を見て小太郎も首を傾げる。

「なんだ、お前ら聞いてなかったのか?」


そういえば、小太郎が突然来たから
真選組に派遣忍者として入る事
言いそびれちゃったな。
まぁいっか、この流れで小太郎が
言ってくれるよね。









「澪は幕府の犬小屋に嫁入りするんだぞ。」








え?









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