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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第2章 柳生編(原作沿い)









江戸に来てからすぐに、澪から情報が入った。
名前だけしか伝えていなかったのに、
すごい情報網だ。
こういう所は流石としか言えない。


荷物と東城を家に送りつけて、僕と澪はすぐに
妙ちゃんに会いに行くことにした。





澪の情報によると、妙ちゃんは未だに
道場を守りながら、キャバクラ嬢として
働いているらしい。

彼女は弟だけにではなく働きながらも
ニセモノの笑顔を浮かべているのだろうか。

そう思うと、彼女を今まで放ったらかしに
してしまい心苦しい気持になる。

「『志村妙』は今、ここで
アルバイト中だよ。」


澪に案内された場所は『すなっくすまいる』
というピンクのネオンが光るお店だ。
僕はこういう店には入ったことがないのだが
どういった店なのだろうか。

「わかった。」


「いらっしゃいませ…って、
ちょっと、お客さん!?」

受付の男性に声をかけられるも、無視だ。


お店に入ると、澪に耳打ちされた。


「中央のテーブル…男に囲まれてる、
真ん中の紫の着物の女だと思うんだけど…
違う?」



ガラの悪い男に囲まれている姿を見て、
僕が片目を傷つけた時の事を思い出す。



あの時は、助けようとして返り討ちに
あってしまったが、今度はそうはいかない。





妙ちゃん、今、助けるから。



「いや…間違いなく妙ちゃんだ。
ありがとう、澪。」


澪にお礼を言う。

「うん。会いたい人なら良かった。
…それにしても、話してる相手の男、
どこかで見たような………」

澪の答えを待たず、
僕は傘をかぶったまま走り出した。


「思い出した!あの人真選組の………って若!」







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