• テキストサイズ

【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第23章 初心編






俺が、そう言ったと同時に、
遠くで罵声が飛び、人が何人か倒れていく。



「御用改め、真選組だ!
全員神妙にお縄につけェエエ!!!!」


黒い制服に襟。
ぼやけた目を擦ると、
見知った顔が浮かび上がった。



「………局長…?」



よく見ると局長だけじゃない。
副長や沖田隊長……みんな来ている。
皆が敵を倒していくのを見て、
服部がにやりと笑った。


「………へっ、真選組か。
手ェ回してあったんなら…先に言っとけって…
ビビらせんなよ………。」


「いや……回してない……。」


携帯にも連絡を入れてないし、
向かう場所も知らないはず。
なんで…ここに。

ふと、顔を上げると、局長と目が合った。



「局長……なんで……。」


「悪いな澪!
また柳生家のじいさんに止められたんだが、
来ちまった!!
どうしても腹の虫が収まんなくてよ!!!」


ガッハッハッ、と笑う局長に気が抜ける。
その時、反対側から気絶した男達が飛んできた。



「ほあちゃあああ!!!」


その時、そちら側でオレンジ色の髪が揺れ、
数人の男をなぎ倒している。

それと一緒に、銀髪も見えた。


「………銀時達も……。」



「お前誰だ!夜兎か!!」


「ワタシは澪の友達ネ!
友達を助けに来たアル!!!」


「そうですよ!
澪さんは馬鹿で、阿呆で、
意外と秘密主義なんですよ!!
だから何にも教えてくれませんけど、
ピンチなら助けに行くに
決まってるじゃないですか!!」




「神楽…新八……」











「神崎死ねェエエ!!!」




それをぼんやりと見ていると、
目の前に刺客が躍り出る。

俺は既に膝をついていて、
すぐには動けない。


「………ーッ」

やば、斬られ…………




「ーーーぐぅっ!」

男の悲鳴に目を開けると、
東城が溜息をつきながら立っていた。


「全く……世話が焼けますね。澪。」


「澪、無事か!!怪我は!!」



「東城…若……。」


他にも柳生四天王や、
隠密隊が駆け回っているのが見えた。






なんで……なんで、みんな………。




/ 494ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp