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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第23章 初心編




「どうするよ。こっちは2人。多勢に無勢だ。」

「それでもやるしかない。
逃げるなら、今だけど?」

「…誰が逃げるか。
1人40人ノルマだぞ。余裕に決まってんだろ。

息が整っていき、目の前の敵を見定める。
集中力が研ぎ澄まされていき、
周りの罵声が聞こえなくなってきた。

相手は侍じゃない。忍者80人。
恐らく全ての武器に毒が塗ってあると
考えた方が早い。

解毒薬は複数所持しているものの、
効くまでに多少の誤差が生まれ、
その一瞬で殺られてもおかしくない。


つまり、相手の攻撃を
全て避けなければならないのだ。


ただ、1つ勝機があるとすれば、
奴らが得意とするのは
タイマン勝負のみだということだ。

先程会ったばかりの集団が
上手く連携取れるとは思えない。



そこを狙っていくべきだ。




懐から忍者刀を抜き、
軽く鞘を捻ると、カチリと音がする。


これでこちらも毒が塗れたはず。



刀を抜いて、相手に焦点を合わせる。
隣をちらりと見ると服部もクナイを抜いていた。


先程俺との戦いで使ってたものとは違うクナイだ。




「服部。」


「…なんだ?」


「巻き込んでごめん。」



俺がそう言うと、
服部はにやりと笑った。



「………気にすんな。友達、なんだろ?」



その言葉を合図に、
俺と服部は敵に向かって駆け出した。



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