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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第22章 帰宅編






「じゃあ、一つだけ……。
長い間、何の連絡もせずに留守にして…
申し訳ございませんでした。」







は?長い間?
お前昨日出勤してただろ。
誰だっけ。



顔が普通すぎて思い出せねーけど…








「…………………あ。」






そう思いつつ顔をよく見ると、
俺が思い描いていた顔が目に入る。






「澪、テメェ…。」





徹夜続きで幻影でも見えてんのかと思ったが、
そうでもないらしい。




「…………いつ来やがった。」




俺が目を擦りながらそう言うと、
澪はホッとしたように息を吐いた。





「さっきです。
…もう俺の顔忘れたのかと思いました。」




「………入る前に名前名乗らねェ奴は切腹だ。」



「名乗りましたが、返事がなかったもので。」



「…………。」



くそ、書類に集中していたとはいえ、
澪に気付かなかった。


俺が顔をしかめると、
澪は苦笑いをしていた。


「……とりあえず、局長の書類手伝ってから来ます。
書類だけまとめておいていただければ、
あとはやりますから。」





1ヶ月ぶりに会った野郎の顔は、
少しやつれていて。


申し訳なさそうに頬を掻く野郎の
手首の包帯が目に入った。



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