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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第20章 春雨編 (注:R18 本番なし)






「アイツらアルか?」


隣で神楽ちゃんが囁く。


「…うん、そうっぽいね。」


僕も腰をかがめて呟いた。





今、僕達万事屋銀ちゃんは
連続誘拐犯のアジトの前にいる。



連続誘拐犯は、
最近吉原で勢力を強めている裏組織…
一言で言えばヤクザ達だった。


どうやら自分達のアジトを
吉原から出た場所に
作りたかったらしい。

だが、地上の土地の金額は吉原よりも高く
小さな掘っ建て小屋でしか買えなかったため、
その地下を開拓しようとした、
というわけである。

そのために誘拐した人達を使い、
力仕事やら飯やらを作らせて、
自分は楽をしようという策略だ。


澪さんの姿はまだ見ていないが、
きっと地下には大量の人質がいるはず。

ここにいる可能性は高い。


「よし、行くぞお前ら。」


銀さんがそう言って
立ち上がる。

「よっしゃあ!腕が鳴るアル!」

2人と一緒に
僕も掘建て小屋から
地下に向かおうとすると、
後ろからサイレンが聞こえた。



「……ん?何の音だ?」





「おーいヤクザ共ー。
そこを今すぐに明渡せ。
誘拐された人達がいるのは
分かってんだ、さっさとしろやオラ。」


あのドスのきいた声…、
聞き覚えのあるサイレン、
白黒の車……!

「いいか、今から全員
3秒以内に出てこねぇと
テメェらの小屋丸ごと
バズーカぶちかます!」


バズーカとかいう
この声は、まさかっ


「ま、まさか、真選組?」


僕がそういうと、
神楽ちゃんと銀さんが後ろを振り向く。



僕も見ると、
大量のパトカーとともに、

先頭のパトカーから
僕達に狙いを定める沖田さんがいた。




「もういい、総悟。打て。」


「了解でさァ。」



その直後、バズーカがドン、と鳴った。




「ぎゃああああああああっ!!」
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