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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第20章 春雨編 (注:R18 本番なし)









(新八視点)






「だぁーーー、今日もヒマだなぁ……。」



銀さんがジャンプを顔に置いたまま
ソファーでゴロゴロとする。



今日は依頼もなく、金もない。

家賃は溜まっていく一方という三重苦。


「寝てないで仕事取ってきてくださいよ。」




僕がため息混じりにそう言うものの
銀さんは何も言わず寝たフリを始める。



「………ハァ。」



その時、電話がプルル、と鳴った。




「……あ、電話だ。」



依頼だといいな、と思い、電話に出る。



「はい、もしもし。万事屋です。」



電話に出ると、
嗚咽が聞こえてきた。



『う………ぐすっ、しんぱち、くん……かっ』



「その声………九兵衛さん?
どうされたんですか、大丈夫です?」


鼻をすする音が聞こえ、
泣いている事はすぐに分かった。


僕が聞くと、九兵衛さんは
震えた声で途切れ途切れに呟いた。



『実は、澪が………澪……がっ』




「…え……澪さん?」



僕がそう言うと、後ろから
強烈な視線を感じた。


どうせ、銀さんだ。

銀さん、澪さんバカだから。







『澪が………ーーーーー……』




「……………え、」




九兵衛さんの言葉に
思わず言葉が詰まった。


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