第20章 春雨編 (注:R18 本番なし)
「…………ぐ、ぁ…………ッ」
「………あんまり対したこと無かったな。」
「…………ッ」
もう何発拳を食らっただろうか。
数え切れないくらいの攻撃に
俺は力なく倒れた。
地に刀を落とすと、
男がそれを拾い、俺の体に突き刺した。
「ーーーッい"あ…あ、………ッ」
腹に刺さった刀をぐりぐりと抉られる。
傷口は大きくなり、
地面には血が多量に滲んだ。
腹からどんどんと広がり、
土を赤く染めていく。
「………はい、おしまいっと。」
俺から刀を抜いた男は、
再度地に落とした刀を踏んで、へし折った。
バキリと鉄の塊が折れる音がした
その刹那。
…………今だ!