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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第20章 春雨編 (注:R18 本番なし)




「仮に澪が
フェラが上手かったとして。
…そんなのする機会ないでしょ。」





「そうだね、無いかな。
……あ、ちゅーはあるけど。」


「え……ッちゅーって……キス!!?」





「………うん。キス。」

「…………だ、だ、誰と!?」




「知らないおじさんと。」


「知らないおじさんとォオ!?」




「うん。」



退と隊士が悲鳴をあげて、
視界の隅で副長が箸を折っている。

バキリ、と嫌な音がした。



「な、なんで!?どうして!!? 」


それをかき消すように、
退が半分身を乗り出す。



「……そんなの、仕事に決まってるじゃん。
情報を引き出すには、それが1番なんだよ。
安い、速い、簡単のセットでお得だし。」


「………通販みたいに言わないでよ…。」


俺が三本指を立てて説明すると、
退がへなへなと座り込んだ。

それを見ていた隊士が呟く。


「でも、気持ち悪くないですか?
知らないオッサンとキスなんて
仕事でも俺には絶対無理です。」



「んー……まぁね。
俺も昔は終わった後に
気持ち悪くなって吐いてた。
……でもさ、俺にキスするってことは、
相手も知らないおじさんと
間接キスしてる事になるんだよ。
それって結構面白いじゃん?
そう思うようになってから
吐かなくなったかな。」


柳生家の不祥事を揉み消していた時は
かなりの頻度でやっていたからか、
嫌でも慣れてしまった。


人って嫌な事が強制的に何度も行われると、
その事に対して無関心になるんだな、なんて
今からふと考える。




「それに、仕事って割り切ってるし。
今はもう気にしてないかな。」


俺はそう言ったが、
2人には全く理解出来なかったらしく、
はぁ、と呆れた顔で首を傾げる。



「………なら、知らない
おっさんのフェラは?」


「あー……それは嫌かな。
ちょっとキモチワルイ。」


「流石に澪さんでも
フェラは無理かー。」


「…………っいやいや、
誰でも無理でしょ。」

退が引き気味に呟いた。




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