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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第19章 トッシー編(原作沿い)






「あ、ここでいいです。
大丈夫大丈夫。バレやしやせんよ。」



駕籠が止まって、沖田隊長が扉を開ける。
ついに、ついに着いてしまった。
大江戸テレビに。


「…………ほら、来なせぇ。犬。」




「…………うう……鬼……。
鬼だこの人……ぐすっ。」


沖田隊長の手には金属製の
ジャラジャラした鎖が付いていて、
その鎖は俺の首元にぶら下がった
首輪にくっついている。


まさに俺は犬で、沖田隊長は調教師だ。


鎖をグイッと引っ張られて、
俺は車を降りた。

俺と沖田隊長が歩く度に
鎖がじゃらりと鳴って周りの目を引く。

勘弁してくれ。もう帰りたいよ俺は。




「もうはずしていいですか…。
これ…。」



ダメ元で沖田隊長に聞いてみるが、
彼は当然のように首を傾げる。


「何言ってんだよ。
まだプレイは始まったばっかだろ?
お前がしたいって言うから
仕方なく俺がやってやってるのに。」


「誰が…誰が好きで
こんなことやるんですか。
誰が仕方なくやってるんですか…。
何のプレイですか何の……。」




ブツブツと呟きながら沖田隊長と
共に会場に入る。
まるで従者と主人のような俺達を見る
周りの人の目は氷のように冷たかった。


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