第19章 トッシー編(原作沿い)
「その時は土方さんが言った事に
しとくから大丈夫でぃ。」
「オイ総悟……。
さりげに俺を陥れようとしてんじゃねぇ。」
「さりげに?…何言ってんでさァ土方さん。
俺は正々堂々と土方を
陥れたいだけでさァ!!」
「よォオし!刀抜け総悟ぉぉお!!」
「望むところでィ!」
「ガッハッハ!!二人とも
こんなところで喧嘩するな!
喧嘩をしている所を見せたら
お通ちゃんも悲しむだろう?
なぁ、澪!」
真選組の副長と沖田隊長が喧嘩をして
局長が仲直りさせるという
もはや日常茶飯事の
やり取りが始まった。
「ははは……ま、喧嘩はやめてくださいね。」
俺は適当に返事をしてそこから目を離し、
ステージの方を向くと、
先程話題に出ていた人物が
立っていた。
『お通ちゃんのウ〇コなら
食べられるかァァ!?』
「………あ、銀時だ。」
モニターに大きく写ったその姿は銀時で、
隣には神楽や新八もいる。
モニターを見ていると
マイクを持った銀時がドアップで写っていた。
『消えんのはテメーらだガキ共。』
「銀時すげー、テレビデビューだ。」
モニターをぼんやりと見て呟くと、
副長がまた舌打ちをしていた。